ダウンロードコーナーを作ろう
■圧縮ソフトの入手とインストール
■簡単! ダウンロードコーナー
■ダウンロードファイルはテキストが良いのか
■ダウンロードコーナーにひと工夫
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■圧縮ソフトの入手とインストール
 ダウンロードコーナーを作るには、まず圧縮ソフトを入手する必要があります。圧縮ソフトは雑誌の付録CD-ROMやVectorhttp://www.vector.co.jp/index.html)、窓の杜(http://www.forest.impress.co.jp/)で簡単に入手できますが、ここでは僕のお気に入りのソフトを紹介します。

 +Lhaca : http://www1.sphere.ne.jp/app/Lhaca/

 ドラッグ&ドロップ操作で簡単に圧縮・解凍がおこなえるソフトで、余分な初期設定も要らず、僕はその使い勝手と取っつきやすさをものすごく気に入ってます。このソフトは定番ソフトとしてよく雑誌で紹介されていますから、サイトからのダウンロードに抵抗を覚える方は、雑誌から入手することもできます。

 インストールはきわめて簡単で、サイトもしくは雑誌の付録CD-ROMからダウンロードした「Lhaca118.exe」をダブルクリックし、あとは「次へ」をクリックし続ければ、あっ、という間に完了します。

 次にいよいよ圧縮なわけですが、デスクトップに作成されている「+Lhaca」のショートカットに、圧縮したいファイルをドロップ&ドラッグするだけで圧縮完了です。デスクトップにlzhファイルができています。複数のファイルをまとめてひとつの圧縮ファイルにしたいときは、複数のファイルを範囲指定(※)して、ドロップ&ドラッグするだけでです。これまた簡単。

 繰り返しますが、驚くほど簡単です。

 ※範囲指定:ファイル以外の空白部分を左クリックし、クリックした指を離さず、押したままポインタを動かします。破線で四角形が描けます。その四角形を広げて、圧縮したいファイルをその中に入れてやると、ファイルの色が変わりますから、色の変わったところで指を離します。あとは色の変わったファイルをどれでも良いですから、+Lhacaのショートカットにドロップ&ドラッグすれば、圧縮ファイルが作成されます。

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■簡単! ダウンロードコーナー
 リンクをクリックしただけで、なぜダウンロードがはじまるのか──そこに、高度なHTMLテクニックが存在するように思えて、ダウンロードコーナー創設に二の足を踏んでいる方は多いのではないでしょうか? 僕は思い切り二の足を踏み、ダウンロードコーナー創設を数ヶ月先延ばしにしました。

 ところが、作ってみれば、これは意外なほど呆気なく作成できます。

 単純に、いつもと同じようにリンクをはるだけです。例えば、

<a href="http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ohgai/5271/down01.lzh">ダウンロード版(テキスト)</a>

 などとするだけです。ファイルが通常の「***.htm」ではなく「***.lzh」となっているだけで、いつものリンクとまったく変わりません。それだけで、リンクをクリックすれば、きちんとダウンロードがはじまります。

 繰り返しますが、驚くほど簡単です。

 ※ この「ダウンロードコーナーを作ろう」のファイルを圧縮してみました。試しにクリックしてみて下さい。

 http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ohgai/5271/down01.lzh

 ソースを見れば、僕が何の工夫もしていないことに気付かれると思います(ソースはブラウザの「表示」→「ソース」をクリックすれば見ることができます)。

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■ダウンロードファイルはテキストが良いのか
 よくわからないというのが現状です。

 ダウンロードファイルを作成する場合、HTMLファイルをそのまま圧縮するのが単純です。ただし、複数のフォルダにファイルを分割しているサイトならば、サイト全体を圧縮するか、インデックスファイルを作成するといった工夫がないと、使い勝手が悪くなります。というのは、ファイル名だけを見ても内容の予測ができないからで、リンクされていない複数のファイルをダウンロードしても、あとで閲覧するのは面倒になります。このあたり、単純に圧縮するだけでは配慮不足です。

 ダウンロード用の小説ファイルを作成する場合、読者の要求をまず見極める必要があります。「オフラインでゆっくり読みたい」「縦書きに整形して読みたい」「印刷して紙で読みたい」などです。そこで僕は、とりあえずテキストファイルをおすすめします。

 テキストファイルならば、縦書き閲覧ソフトとかお気に入りの(見慣れた)エディターとかで閲覧できますし、印刷も容易です(しかも無駄なく印刷できます)。「オフラインでゆっくり読みたい」という読者の方でも、HTMLとテキストはさほど読みやすさは変わらないと思いますから、一応は対応できます(ただしHTML慣れした方には不評のはずです)。

 しかし、テキストファイルでも良いのは、単純に「小説」の場合だけです。この場合はテキスト(文章)勝負ですから、悩む必要はありません。ところが、例えば、画像を盛り込んでデザイン的に優れた小説ファイルを作っている場合とか、テキストの配置にこだわりがある場合とか、複数の小説が複雑に絡み合って、ひとつの長編を構成している場合とか──HTMLの利点を活かした小説ファイルの場合、テキストでは面白みが半減してしまいますから、テキストファイルを採用すると、ちょっと(ひょっとすると、かなり)損します。

 といったわけで、テキストファイルにするか、HTMLファイルにするかは、自分の作ったファイルの特徴と相談する必要がありそうです。悩んだときは、両方とも用意しておけば問題ないと思います(サーバ容量が許してくれれば)。

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■ダウンロードコーナーにひと工夫
□ファイル容量を明記する

 ダウンロードコーナーには、必ずファイル容量を明記するべきだと思います。ファイル容量はファイルを右クリックして、「プロパティ」を見ればわかります。例えば、「down.lzh(3.60kb)」と表記されていれば、ダウンロードにどれくらい時間がかかるか予想できますから、そのときの状況(時間帯・回線状況・自分の都合)に合わせて、ダウンロードするかどうか決断する基準になります。

□解凍ソフトを紹介する

 簡単にでも良いですから、解凍ソフトを配布しているサイトへのリンクをはっておくと便利です。例えば、

※ダウンロード用ファイルは圧縮されています。解凍ソフトを持っていない方は次のサイトから入手して下さい。URL→http://www1.sphere.ne.jp/app/Lhaca/

 と付記しておくことで、はじめて圧縮ファイルを入手する方も、解凍して閲覧できます。こうした情報がなければ、手に入れたファイルを開くこともできず、ひょっとしたらサイトに対する悪印象につながるかもしれません。

□細切れにしていたファイルをひとつにまとめる

 これはダウンロード用ファイルがテキストファイルの場合です。HTMLファイルにしてサーバにアップした段階では、ファイルを軽くするために、適度な大きさに分割したと思います。しかしダウンロード用のファイルは、オフラインでゆっくり閲覧できますし、いったんハードディスクに落とされたファイルは軽く開きますから、ファイルの重さを気にする必要はあまりありません。というわけで、ダウンロード用ファイルをテキストファイルにした場合は、印刷時の利便性を考慮に入れて、細切れだったファイルをひとつのファイルにまとめると喜ばれると思います。

 ほかにも注意すべき点はありそうですが、新しく思い付き次第、ここに付け加えます。

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