長編と連載の話をいろいろなところでしてます。 論点をまとめると、
1.長編は読まないという読者の意見はある 2.長編は読まれないという作家の意見がある 3.長編でも読まれている作品が確かに存在する 4.連載途中の長編は完結する可能性が少ないから読まない、 という意見がある (これはメールで竹原さんから教えていただきました) 5.確かに、ネット上で未完結の作品はよく見かける 6.でも連載途中から多くの読者を獲得している作品はある 7.不定期的(滞りがち)な連載では読者の信頼(完結するという信頼)は得られないはず(予想) 8.逆に、定期的な連載は読者の信頼を獲得できるはず(予想) 9.完結作品(長編)が存在すれば、読者の信頼を獲得できるはず(予想) 10.複数の未完結長編を抱えている場合、読者の不信感を招く可能性は高い 11.そもそもアマチュアの手になるオリジナル作品だというだけで、読まれる可能性は低い 12.しかしプロの作品とは異なって無料であるため、評判の高い作品であれば、読まれる可能性は高い 13.つまり読まれない作品(評判なし)と読まれる作品(評判高い)との読者数の差は予想以上に大きいと思われる 14.一作でも人気作品を持てば、他の作品も読まれるはず
というわけで、「長編」=「読まれない」ではなく、「長編」+「高い前評判がない」「連載途中で終わりそうもない」といった条件が重なって「読まれない」につながっているようです(もちろん作品があまりに拙劣であれば読まれないでしょう)。
ほとんどの方が「高い前評判がない」という条件に当てはまると思いますから、結果的に「長編は読まれない」という実感につながっているのだと思います。
逆に「長編」でも、「前評判が高い」「完結作がある」「人気作品が他にある」「連載が定期的で滞りがない」という条件が重なれば、充分に読まれるはずです。
そこで、効果的な宣伝方法が思い付くわけですが、これは正式版にするときまで内緒です。
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